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富嶽三十六景 東海道程ヶ谷 葛飾北斎 |
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商品詳細 |
『富嶽三十六景 東海道程ヶ谷』 葛飾北斎 |
"Thirty-six Views of Mt. Fuji/Hodogaya on the Tokaido Road" "Hokusai Katsushika"
東海道の程ヶ谷宿は、日本橋から出発して、品川宿、川崎宿、神奈川宿、程ヶ谷(保土ヶ谷)宿と、四番目にある宿場で、現在の横浜市保土ヶ谷区になります。
考証家・斎藤月岑が天保年間に全7巻20冊で著述した「江戸名所図会(えどめいしょずえ)」巻之二 第六冊では、程ヶ谷の近くの品野坂(科濃坂とも権太坂ともいう)の見事な松並木が描かれている。
北斎がこの図で描いたのはその品野坂の松並木です。フランス印象派・クロード・モネの名作「ポプラ並木」に影響を与えたという説もある作品ですが、その論拠を私は知らない。
街道を往来する人びとの姿は、まさに北斎が富嶽シリーズで成功している「人びとの生き生きとした生活の姿」の表現そのものです。
参考のために「江戸名所図会」の中の「科濃坂」の図も投稿します。別名「権太坂」の地名は現在でもその場所に残っています。
この辺りの東海道旧道はアスファルト道路に「旧東海道」と白文字で書かれており、グーグルマップのストリートビューで辿るのも一興です。
「科濃坂」の図には小さな鳥居とその奥の小さな祠が描かれていますが、スリートビューで神奈川県立光陵高等学校を左手に見ながら旧東海道の坂道を下っていくと、やがて右手に同じく小さな鳥居と祠が見えてきます。
今に残る鳥居や祠などのほとんどが昔から伝わって来たものである事を思えば、この祠は「科濃坂」の図に描かれたそれではないかとも思えます。
「江戸名所図会」は国立国会図書館デジタルコレクションのインターネット公開資料で全冊がご覧になれます。 |
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