AI打音チェッカー PDC-100A

製造:(株)ポート電子  販売:非破壊検査機器

特徴

  • 集音マイクを壁面に近付けて壁面を叩くと、打音波計が解析され、「OK」「NG」「OVF」のいずれかのランプが点灯する。
    その場でタイムリーにレスポンス良く判定結果がわかる。

「OK」・・・解析波形が閾値未満-健全なコンクリート
「NG」・・・解析波形が閾値以上-浮きがある
「OVF」・・・打音が大きすぎるためマイクがオーバーフローしている

  • データはX、Y座標を指定して記録が可能。
  • Bluetoothで接続されたPC画面で波形を確認することも可能。
    検査目的に合わせて閾値を調整することも可能。

  • 電源はデジカメ等で使用されている充電バッテリー。
    集音マイクは一般的なイヤホンジャックで差し込み、取り外しが可能。
    質量は300g程度と軽量であり、長時間持ち歩きながらの検査も可能。

感想

  • AIに学習させるデータは、現場で健全なコンクリートの打音が最低5点程度あれば測定可能であり(オンライン学習)、打診と同時にレスポンスよく判定結果が表示されるため実用性は高い。
  • タイルやモルタルでテストした結果は耳で判断される結果とほぼ一致しており、閾値の設定状態にもよるが、AIによる判定精度は予想以上に良好という印象。
  • ベテランでなくても少し取扱いに慣れれば使用可能。検査結果をデータとして記録する目的においては有効。
  • タイルやモルタルの浮きの診断に加え、ボルトや管といった人間の耳では判定しづらい対象物の健全度診断で性能を発揮する可能性がある。(ボルトや管は実際には実現していない。)

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(株)ポート電子

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